同じ夢を見て 歌っていよう

ジャニーズ新参者の覚書

私にとっての関ジャニ∞と渋谷すばるくん

渋谷すばるくん退所について、ファン歴1年未満の超ど新規、おまけにめっちゃDDによる個人的な思い出話と感想です。

 

関ジャニ∞にハマったきっかけ>
関ジャニ∞のメンバ全員を初めて見たのは、2017年1月だった。
妹が面白いよとチャンネルを変えた先は関ジャニクロニクルで、最初は「えー関ジャニ∞なんて興味ないし」と斜に構えていたのだけど、いつの間にかゲラゲラ笑いころげていた。
と言っても、その頃はメンバの名前も顔も一致しなかった。
藤井流星くんは強火大倉担って言うけど、誰が大倉くんなんだろう。濱ちゃんと重岡くんが尊敬する丸山くんって誰?という状態。
精々わかるのは「がんばっていきまっしょい」で見て、好きな顔だからとドラマを追い続けた錦戸亮くんくらい。あと村上くんを見て、あーこの人関ジャニ∞だったの!?と驚いたくらいだ。
関ジャニ∞なんて知らない。それどころか紅白歌合戦を見ながら、いつかジャニーズWESTが紅白出るのに、邪魔だなあとさえ思っていたのが1年半前の私だった。
本当に自Gさえよければ良いと思ってたクズだった。

 

その認識が変わったのは、少クラやジャニーズWESTのDVDで聞く機会があった、「Masterpiece」があまりにも良くて、原曲ってどんな曲だろうとアルバムを借りてきたのがきっかけだった。
どうせなら「無責任ヒーロー」とかジャニーズWESTが歌ってた曲をちゃんと聞こうと、何枚か借りたアルバム。どれも良い曲で、でもジャニーズにハマって間もない自分は1グループ追っかけるのに精一杯で、それ以上は追っかけないしDVDも買わないと決めた。
たまに見るようになったクロニクルはアイドルなのにアイドルらしからぬ笑いを提供していたし、関ジャムは関ジャニ∞抜きで番組としてすごく面白かった。
ようやくメンバの名前と顔とプロフィールが一致して、気になりだしたのが渋谷すばるくん。
特に関ジャムのPerfume回でキラキラと目を輝かせて踊る姿が可愛かった。今まで渋谷すばるくんはちょっと怖いイメージがあったんだけど、こんなに可愛い顔をするんだなと思ったのを覚えている。


ちょっとずつ関ジャニ∞が気になりだして、でもハマらないようにしていたのが変わったのが、2017年5月ブックオフでライブDVDの8ESTを買ってからだ。
関ジャニ∞のコンサートってどんな雰囲気なんだろうなって興味本位。値段も高くなくて、まあ好きじゃなくても痛くないななんて言い訳を自分に言い聞かせて買った。
もうダメだった。再生して5分も経たないうちにハマった。
演奏している7人の格好良さ。あんなにバラエティーでふざけて、お調子者のお兄ちゃんたちにしか見えないのに、そこには音楽に真摯に向き合うアーティストがいた。
その中で人を殺しそうなくらいに目を輝かせて、一際通る声で歌い上げるのが渋谷すばるくんだった。
渋谷すばるくんが歌が上手なのは承知していた。誰よりも歌割りが多いし、関ジャムのセッションで聞かせてくれる歌声は安定していて、この人音楽的なセンスに恵まれてるんだなと思っていた。
でも、まさかここまでステージの上で豹変するとは思わなかった。
さほど大きいとは言えない体のどこからそんなに力強い歌声が出てくるのかわからない。命がけで、振り絞って歌う渋谷すばるくんに目を奪われた。
「生で渋谷すばるくんを見たい!」と思って、急いでFCに入った。


それから私は丸山隆平くんと横山裕くんを新たに好きになる、どうしようもないDDになった。
それでもどんなにバラエティーが面白い関ジャニ∞でも歌っているときが一番好きだし、その歌の核は渋谷すばるくんで、バンドの中心で歌う彼の姿が大好きで、関ジャムもすばるくんが歌う回が一番好きだった。
私が大好きな関ジャニ∞渋谷すばるくんが歌う関ジャニ∞だった。

 

<退所騒動>
まず週刊誌が出たとき、Twitter上ではありえないと冷静な呟きが多かったと思う。
私も渋谷すばるくんが下ネタが嫌だとか言う訳ないと思ってたし、ガセネタにしては悪趣味だなと不快だった。
日曜日に会見すると知ったのは14日(土)だった。
嫌な予感はしつつ、まさかなあと思った。
だって誰よりも関ジャニ∞を大切に思っている渋谷すばるくんだから。
せいぜい体調が悪いからしばらく休養しますとかかなあとか、最悪1年間ソロ活動とかかなあと予想していた。


さて、運命の15日(日)。
FCからのメールが来た瞬間、ああと呻いた。旅行で車移動中だったのだけど、それから何を話したのか覚えていない。不安を打ち消すようにテンション高かったことだけ覚えている。
11時ぴったりにアクセスしたけど、スマホだからか重くて、目的地の神社に着いた。
参拝するときに普段は自分のことしか祈らないのに、今回は関ジャニ∞7人がこれからも活動できるように祈った。
車に戻って、ジャニ友達から「すばるくん、脱退だって?」と連絡が来て、震える手でスマホ操作して渋谷すばるくんの報告文を読んだ。
理解できなくて、何度も読んだ。血の気が引いた。混乱した気持ちをひたすら呟いた。頭の片隅にはあのとき祈っても遅かったなって思いながら。
これから関ジャニ∞はどうなるのかって不安。
渋谷すばるくんが歌うコンサートに行けなかった後悔。
やめないでって私の身勝手な思い。
これからもファンでいられるかわからないって迷い。

それからしばらくして会見の様子がTwitterで流れてきたのをちら見したり。でも、会見全文を見る余裕はなかった。


ようやく会見を見たのはホテルに帰った22時半くらい。
テレビを付けたら、渋谷すばるくんが見たこともないような真面目なスーツを着ていて、見たこともないような真面目な顔をしていて、聞いたこともないような丁寧な口調で話していて。
それから横山裕くんが子どもみたいな顔して泣いてて。
錦戸くんがやつれながらも美しい顔ですばるくんの横に控えてて。
初めて見る丸山くんの眼鏡が新鮮で。
大倉くんがちょっとふてくされたような座り方で、態度悪いって炎上しないかしらと不安に思って。
村上くんがいつもと変わらぬフォローを見せて。
ああ、いつもの関ジャニ∞だと思ったら、涙が止まらなかった。
ネットで文だけ読んでたら、もっと悲痛の会見だと思っていた。
でも、悲痛の中に錦戸くんの「門出の日」や村上くんの「いち男としての決断」って言葉からわかるとおり、メンバは渋谷すばるくんの意志を尊重していた。
ああ、良い関係だなあとしみじみ思った。

 

でも、メンバの思いやりに泣きつつも、相変わらず渋谷すばるくんの退所を受け入れられない自分もいる。
それは1日経った今も変わらない。
だって、すばるくんがいたから関ジャニ∞を好きになったのだもの。
新しい関ジャニ∞を好きになれるかわからない。
これから何度渋谷すばるくんの不在に泣くことか。ていうか、これ書きながら泣いている。

 

ただ、泣きながら見た関ジャムで渋谷すばるくんが楽しそうにギターを弾いている姿に思った。
私は彼が音楽を楽しむ姿が大好きだと。
そして、彼が音楽をより愛し続けるには、今回の選択は必要だったのだろう。
正直、彼がこれほどまでに音楽を愛し、音楽の才能に恵まれなければよかったと思った。適当にジャニーズとしてちやほやされて満足するような人であってほしかった。
でも、そんなの渋谷すばるではないし、私も関ジャニ∞にハマらなかった。音楽に命がけで取り組んでいるからこそ、渋谷すばるくんと関ジャニ∞を魅力的に感じたのだ。

いつか関ジャムに「世界のトップアーティスト渋谷すばるさんが登場」なんて出てきて、最後のセッションでパワーアップした歌声を披露してくれたらなんて夢を見てしまう。
そんな未来のために、関ジャニ∞渋谷すばるを応援したい。今はすばるくんの脱退を受け入れがたいのだけど、受け入れる努力をしようと思う。
そして、アイドルとして走り続けてきた渋谷すばるくんを見届けたい。1秒でも多く、彼の姿を記憶したい。