同じ夢を見て 歌っていよう

ジャニーズ新参者の覚書

最強で最高の

20180715 GR8EST 北海道のレポートというか覚え書きです。

※本文中のメンバの言葉はあやふやなので、ニュアンスとして捉えてください。

関ジャニ∞で初参戦のコンサート!
なのにFC枠で当たったのが6人体制になった初日だった。

今日が来るまでは怖かった。
誰がすばるくんのパートを歌うのだろう。関ジャニ∞の良さである歌のパワフルさはなくなってないかな。
踊らない安田くんを見て泣かないでいられるかな。
今までと違う様子にメンバが気落ちしてないかな。

そんなことをうだうだ考えて、でも楽しもうと何度も自分に言い聞かせて会場入りした。
午前は本当に天気が悪くて、雨も風も強いし寒いしメンバの誰か雨男かなとうんざりしてたけど、16時半頃の札幌ドームは嘘みたいにからりと晴れて青空。関ジャニ∞のこれからを予期させるもので、すごく気持ちよかった。
席はスタンドの20列三塁側。双眼鏡8倍でメインステージの6人が収まる場所。アリーナ慣れしているので、遠いなあと思ったけど会場全体が見渡せて良かったと思う。

開演前にふと対岸を見ると、ペンライトの赤の色がすごく鮮やかだった。いつからペンライトを作り始めたのかわからないし、もしかしたらすばるくんが抜けると決まる前から作ってたのかもしれない。だけど、今回のペンライトに赤の色が含まれていることが嬉しかった。

【曲】
オープニング。
新しい関ジャニ∞を全面に出した映像だった。
なんで赤ちゃん?とアルバム発売から思ってたけど、生まれ変わるイメージで赤ちゃんだったのかなと。
本当に6人しかいなくて、心臓が痛くなった。
普通観客もメンバの顔が映るたびにきゃーって叫ぶと思うのだけど、今回はあまり声も出さず、ただ画面を食い入るように見つめていた。

最初はバンド曲が続いた。11曲。
応答セヨ終わって、錦戸くんが突然喋り出して、このタイミング!?と思ったら本人も笑ってた。
「え、コイツここで喋るのと思ったよね。ほら、虫歯の治療行ったら、違和感あるでしょ。でも、その違和感にもいつか慣れる日が来るから」
良いこと言ってるのに、タイミングと切り出し方が下手すぎて全く頭に入ってこない。でも、今までと違う関ジャニ∞だけど大丈夫だよって、お客さんを少しでも早く安心させたかったから、このタイミングなんだろうなと思った。
NOROSHIですばるくんの印象的なパートを誰が歌い上げるのかなと心配してたら、錦戸くんだった。その歌声を聞いて、ああ関ジャニ∞は大丈夫と思った。私は錦戸くんの歌声も大好きだと思った。ええ仕事するなあ。
ズッコケ男道でキャーキャー悲鳴が上がるから何事!?かと思いきや、まさかの横山くんが前に出てきて、めっちゃ歌う。横山くんのちょっとざらっとした機械的な声質がズッコケにあう。そしてはしゃぐ横山裕(37)の可愛らしさよ。これ聞けただけで、北海道来て良かった。
横山くんで言えば、この曲もトランペットで吹くんだと思った。BJかな。どの曲も上手で、いろいろバラエティーもドラマ録りもあったろうによく練習したなあと涙。
ココロ空モヨウ。今まで割と好きではない曲だったのだけど、改めて聞くとすごく良い歌詞で。すばるくんの空白に泣くエイターに傘を差し出すどころか、一緒に濡れようぜ!ってどしゃ降りの雨の中手を引かれて走り出すような気持ち。今回にぴったりじゃないか。最高。
Heavenly Phycoはクロニクルと比べてしまって、この曲はどうしても1人分の不足を感じてしまった。安田くんのパートとかすごく感動的だし完成度高いけど、これは聞き手の私の問題だろうな。
LIFE。歌詞が力強くスクリーン上に現れる。これも関ジャムとは違う。でも、みんな一生懸命歌い上げてて、まだまだ終わりじゃねぇし!って心の叫びが聞こえた。
わたし鏡。安田くんって歌もギターも上手なんだね!って今更気がついた曲。歌詞はちょっと切ないのに、安田くんの声が温かくて温かくて。最初メロディが流れたときに、周りのお客さんが息をのんで、大丈夫かなって心配する気配があったのだけど、すぐに安心した雰囲気になった。
パンパンダ。生でパンパンダが見られて、テンションヤバい。横山くんと丸山くんの頬がピカピカ光ってて、なにこの可愛い生き物しんどい。目がいくつあっても足りない。
torn。これが生で見られるなんて(2度目)本当にこの2人ビジュアル最高だな。高速でバックステージに移動するシーンがすごく好き。ただただ格好良いとしか言えない。こういうエロい曲をもっと歌っておくれ。2人が同じ方向向いて踊る部分が好き。でも、十祭のヨコヒナverの手を握りあって向かい合う部分も見たかったな。
大阪ロマネスク。歌いだしが6人なのだけど、不思議と違和感がなかった。もともとこういう歌いだしなんじゃないかって。6人で歌うことを選択してくれてありがとう。
新曲。すごく良い曲なのだけど、歌詞がどうしてもすばるくんを思い出させて、これが6人体制で初めて出す曲かと思うと、一瞬あざといなあと思ってしまった。でも、多分この曲で整理をつけないと、次の段階に進めないのだろうな。
あと安田くんがあんまりにも真剣な顔で「重大なお知らせがあります」と言うから、会場全体の温度が一気に下がった。いや、もうあんなにお客さんがいるのに、音も何もかもが消えて真空状態になった。それから新曲出しますって安田くんが叫んで、その場にいた人間が一斉に息を吐いたのがわかった。もー本当に心臓止まるかと思った。

【メンバの感想】
・横山くん
MCよかった。
衣装替えでステージ上に横山くんと村上くんだけになってちょっと沈黙したのでお客さんがはやし立てると、「ま、こういう雰囲気になりますよね」と笑う。
で、飲み物を渡そうと村上くんが近づくと、「おまえ、3番(立ち位置?)言われたやろ」「飲みのも渡しに来ただけやんか。で、ヨコはキスはリハから?」みたいに村上くんからいじられて、たじたじの横山裕(37)。そして年下組が帰ってきて、累のキスシーンの話になると、「相手が年下やから、ぐいっといきましたよ、ぐいっと」となぜか赤い顔をする横山裕(37)。可愛い。しんどい。
でも、可愛いだけじゃないのがさすがで、シメるときはシメるんだなと思った。最後の挨拶のときに、今までメンバが「彼」と呼ばれていたすばるくんを「すばる」と呼んだとき、今まで感じていた緊張がほぐれた。まだタブーじゃないんだなって。
あとピンクのスウェットを着たときの横山くんは無防備すぎて、マジで可愛すぎて誘拐したかった。

・村上くん
この人はテレビで見たまんまだなと思った。
それともいろいと気がかりなことがあったのかな。噂に聞くがさつな銭ゲバ八重歯ではなくて、メンバにもスタッフにもお客さんにも気を遣う好青年だった。いや青年って歳ではないけどさ。
「ドラマのキャリアがハクション大魔王で止まってんねん。オレは2作目も待っとるんやけどな」と笑いを取りに行くプロ根性。MC中もメンバが何を言っているのかわからなくなったら、補足している姿がさすが場を回す力があるなあと。
歌は正直あんまり期待していなかったのだけど、思っていたよりも声が響いてて、上手くなったよね?と驚いた。
なんだかテレビで見る村上信五という感じて、もう少しギャップを見たかったなと思った。
ただ1つ、ギャップと言えばファンサする姿が可愛かった。鼻くそをほじるファンサをしまくった後に、照れたように目尻をゆるめる笑顔がすごく可愛かった。このいう可愛いヒナちゃんを求めていたんだよ!
シルクのパジャマみたいな衣装のときは、エロい可愛いかった。村上信五の中に眠っていたヒナちゃんが垣間見えた。
今は気が抜けない状態かもしれないけど、もっと可愛い村上くんが見たいな。

・丸山くん
コンサート見て、思っていたよりもずっとよくわからない人だなという印象。
MCあんまり話さないんだなとか、案外と音程がちょっと危なかったり。いや、上手いときは上手いし、甘くてちょっと子どもみたいな声が大好きだけど。
でも、ファンサはやっぱりすごくて。そして、たまに見せる顔や手、足の形が男の人ですごくときめく。
自分は丸山担だと思うけど、正直丸山くんの顔が整っているかと問われたら、丸山くんの良さは顔じゃないと答えると思う。顔なら錦戸くんや大倉くんだよねって。でも、たまに見せる丸山くんの瞬間最高イケメン度の高さが魅力なのだなあと。

今回もベースを弾くときの無表情さとか、ズッコケで横山くんと顔を寄せ合って歌う姿とか、がむしゃらの一生懸命さとか、丸山ぁ!と拳を振り上げたくなった場面が何度もあった。というか、実際ガッツポーズしていた。もー本当に丸山くんってなんなのと頭を抱える。好き。
というか、なんか冷静に考えながら丸山くんを見られなかったので、ただ格好良かった記憶しかない。記憶を吹き飛ばす格好良さ。

・安田くん
今回印象が大きく変わったのが安田くん。
今まで器用貧乏ってイメージだったのが、器用貧乏もここまで極めれば最高やんと。
こんなに歌が上手いなんて知らなかったよ。音程はややもするとすばるくんよりも安定しているのは知っていた。だけど、安田くんの声は良くも悪くも優しくてハモらせたら強いけど、物足りないと思っていた。
いや、もう過去の自分は本当にアホかと。
JAMの象で見せてたじゃないか。優しい声だけしか出せない安田くんなわけないじゃないか。なんでもできる安田くんなんだから、曲や立場によって声も変えられるに決まっているじゃないか。
というくらいに、安田くんの歌がすごくて、最高だった。
捌けるときに「これからもよろしく」と叫んだ安田くんがこれからの関ジャニ∞を強く支えるんだろうなと思った。

・錦戸くん
恐らくすばるくんが抜けて、代わりの大部分を果たすのが彼だろうなと思っていた。
正直に言うと、錦戸くんの歌声はすごく好きだけど、すばるくんと比べると小さくまとまりそうだなと思っていた。
蓋を開けてみたら、時に色気を振りまき、時にやんちゃな男の子のように、時に迷子の子どものように、時に何かを堪え忍んでいるようにステージに立つ姿から目を離せなくなった。関ジャニ∞のメインボーカルはオレです!ってキラキラ光っていた。

すばるくんは本能というか神様が乗り移ったような歌い方だったけど、錦戸くんは違うなと思った。
1曲1曲を解釈して、こんな風に歌おうと決めて歌うような。頭でちゃんと計算している印象。俳優としてのキャリアが長いからかな。
まだまだ曲振りとか、歌詞が飛んでしまったりとか、甘い点があるけど、それすら可愛く見えるのだから錦戸くんはずるい。MCもヤンキーかと思うような吠え方なのに、どこか可愛いのだからズルい。
あと、錦戸くんがLOVE&KINGのときに踊る姿がすごく格好良くて、パーフェクトヒューマンかよと思った。錦戸担になるかとちょっと考えた。翌日気がついたら、黄色のピアスばかり探していた。

・大倉くん
大倉くんってバラエティ見てると、あまり人に興味ないんだろうなと思う瞬間があって、それがちょっと苦手だったのだけど、それは誤解だったのかなあと反省した。少なくとも彼にとって関ジャニ∞はすごく大切なんだろうなと考え直したのが、4月からの会見やレンジャー日記、ラジオでの発言だった。
それが裏打ちされたのが、今回のコンサート。
安田くんの様子を常に見て、時には声をかけて心配する姿がとても印象的で。
そして、感極まって空を仰ぐ姿を見たら美しいのに切なくて。あのとき彼が何を思ったのだろう。わからんね。
バラエティーの大倉くんと、それ以外の大倉くんって違うんだなと思った。バラエティーのキャラも好きだけど、実際は関ジャニ∞を誰よりも大切に思う子なんだなって。
ファンサもえげつないを聞いていたら、冷たいのかと思いきや、たらしな笑みを浮かべて滅茶苦茶していたので、大倉担になるかとちょっと考えた。すごい破壊力。
大倉くん、女を狂わせる魔性のホスト役とか、サイコパス役とか似合いそうだなと思った。にやにやしながら、悪どいことをしてほしい。

【最後に】
行く前は怖かった。
でも、行ってみたらとても楽しくて、みんな格好良くて、泣いている暇なんてなかった。

コンサートのテーマが割と今回は明確だったのかな。
過去と現在、そして未来への道筋が6人の前に見えたような。
今回のセトリは4月15日以前のエイターだったら、つまらないと吐き捨てられたと思う。踊らないし、おちゃらけソングもない。
でも、今の状況では最高のセトリだった。安田くんの負担を減らしながらも、自分たちの道を示す曲ばかり。

このツアーが終わる頃にはきっと6人体制にも慣れて、錦戸くんの歌振り力も上がってるのだろうな。
DVD収録はオーラスかな。
でも、今日のたどたどしいのに、みんなが一生懸命な公演も見たいので、ドキュメンタリーに入れてほしい。
まだ少し7人の余韻を感じられる時期に参戦できて、そして7人が新しい1歩を踏み出す日に立ち会えて、よかったなあと思う。

また次会う日を楽しみに、歩み続けよう。