同じ夢を見て 歌っていよう

ジャニーズ新参者の覚書

「泣くロミオと怒るジュリエット」を見てきた

タイトル通り、桐山照史くん柄本時生さん主演の「泣くロミオと怒るジュリエット」を見てきたので、ざっくり感想。

タイトルに騙されるけど、主人公2人より周りの個性が強烈だった。
個人的にロミオが追われる原因を間接的に作り、さらにロミオに毒薬を渡すベンヴォーリオが気になったので、深堀。

彼は悪友マキューシオを殺したロミオを恨み、殺そうと思って、ジュリエットが死んだことを告げロミオに「これで楽になれ」と自殺用の毒薬を渡す。
(決闘をやめさせようとマキューシオを羽交い締めしていたらティボルトに刺されたので、正確には殺していないけど)
ロミオが毒薬を受け取り走り去ると、俺が殺そうとしていたことを知っていたのかもしれないなと悲痛の表情をして、俺はお前らの分まで生きてやると叫ぶ。
それ以降彼は舞台に登場しなくて、カーテンコールでは衣装を黒の上下に黒のマフラーをして登場する。白衣装を着る死者の中で彼の姿は死神に見えた。
そもそも作中では明示されなかったけど、ベンヴォーリオはマキューシオに友情だけではない感情を抱いているのではと思った。マキューシオに好きな女はいるのか?と話を振られ、好きだけど見ているだけで幸せと答えるシーン。ストーリー上、この会話は意味がない。というか、話の効果を狙うならこれから死ぬマキューシオに好きな女がいるとしたほうが、悲劇性が増す。けれども、あえてベンヴォーリオに好きな人がいると言わせたのは、理由があってのことではないか。
マキューシオは決闘で死ぬ。親友のロミオが女との将来を優先させたせいで。そして、そのロミオは人を殺し、友人を間接的に殺したにも関わらず、ジュリエットを抱く。
だからこそ、殺意を抱くほどにロミオを許せなかった。自分は最愛の人を失ったのに、血まみれのおまえは最愛の人を得るのかと。
ベンヴォーリオは2人の友人を失って、失意の日々を送るだろう。知り合いもいない、戦後まもない混乱した街を渡り歩く。そして、聡明な彼はいつか自分の罪に気がつくはず。ロミオを決闘場に連れて行ったのは自分だと。悲劇を生み出した根本的な原因を作ったのは自分だと。
そのとき、彼はどう思うのか。
カーテンコールで気になったのが、マフラーだった。心理的な彼の寒々しさを表しているように思えた。


正直、私は今回の舞台は好きではなかった。
ジュリエットにブスと言葉を投げつける登場人物の無神経さとそれを笑いにしようとする姿勢にはうんざりする。
そして、ラストの流れも。せっかく悲劇悲劇で積み上げてきたのに、なぜ笑いに持っていくのか。ロミオとジュリエットが死んじゃったーって泣いているのに、なぜそこで笑いを入れる。私は笑えなかった。
でも、弟のように可愛がっていた三国人を殺した罪に苛まれ、逆に三国人グループであるモンタギューを憎み、マキューシオの遺体を抱き、最後は自殺するかのようにナイフを持つロミオの手を掴むティボルトの設定はすごく良かった。
原作だとただの色ボケ野郎のロミオが、自分たちの明日もわからないと抱えている不安を、初対面のジュリエットが吹き飛ばすのも、お互いが惹かれる理由になってて、説得力あった。
いくらでもいいシーンは思い出せる。思い出せるのに、ラストのシーンがただただ残念。
前もBunkamura堤真一主演「マクベス」を拝見して、常盤貴子の妖艶さと堤真一の疑心暗鬼さが良かったのだけど、ラストにマクベスが大玉転がしされる自分の生首を見るシーンがあって意味がわからなかった。そんな変なアレンジはいらないのに。
今回も2人が死んだところで終わりにしてほしかったなあ。

あと気になったところ箇条書き。
・2人が夜を過ごしたとき、「あれはひばり?」「あれはナイチンゲール。まだ夜よ」って原作はジュリエットがロミオを引き止めるために朝を知らせるひばりではなく、夜に鳴くナイチンゲールと偽るのだけど、今回は逆でよかった。ジュリエットはちゃんとグズグズしないで送り出せる、いい女。
・いい女といえば、時生さんのジュリエットかわいかった。最後白のドレス姿でヒールで歩いたら足元取られている場面があって、かわいい。
・マキューシオ、身体能力高すぎて、アクロバットしすぎ。すごい。
・ダンスをすると、イケイケなのがバレてしまうロミオ。桐山くんのダンス好き。ステップ踏む足が軽やかでかっこよかった。ダンスホール中の女が抱かれていた。
・ソフィアの八嶋さん、芝居がうますぎて舞台荒らし(ガラスの仮面)かよと思った。全てをさらっていく。

文句をつらつら書き連ねたけど、3時間超えの長丁場を感じさせないくらい面白かった。
実直でちょっと不器用なロミオと、気が強くて根はいい子のジュリエットの初々しさがよかった。

夢列車に乗って、未来へ

最高で最強の関ジャニ∞と過ごした楽しかった夏が終わった。

そろそろアルバム発売来ないかなあ、10月にDVD出した後かな、丸山くんも新しいお仕事匂わせてるし楽しみだなあと、16年目の彼らに思いを馳せていたところに飛び込んできた錦戸亮くん退所報告。

しんどくて、腹が立って、寂しくて、泣いて。

それからメンバの言葉を見聞きして、ようやく受け入れようと思えるようになって、でもまだ時折ぐらりと揺らいでしまって。

これはそんな感情を少しでも整理するための記録。

(主観ばかりなので、事実誤認があるかも)

(ネタバレ含みまくり)

【オーラス 9/3】

ご縁があり、東京2日目、3日目に行かせていただいた。

その公演で気になったのが、錦戸くんがダンスの手を抜いていることだった。大阪で見たステップの切れ味はなく、重たそうな体でフリも小さくて。特に前向きストリームで隣の横山くんとやる気の差がすごかった。

前公演から1ヶ月経って体力落ちてるだろうし、錦戸くんはしっかり歌わなきゃいけないだろうし、しかたない。

そう自分に言い聞かせて、ダンスは自担だけを見つめた。ざわざわする気持ちを抑えつけて。

でも、バンド部分は錦戸くんが本当に素晴らしくて、ステージの中央で歌う姿は頼もしかった。

特に蒼写真で、ピアノを弾き語る錦戸くんの硝子のような硬質な美しさ。考えたくはないけども、もしグループが解散するなら、このツアーが相応しいだろうなというくらいに刹那的だった。永遠なんてないと知ってしまった錦戸くんにしか出せない色で、最高のメインボーカルだなあとしみじみ思った。

今回オーラスで良いニュースか悪いニュースのどちらかが話題に上がるかと覚悟してたけど、どちらもなくて、MCは丸山くんがメンバを褒めることで終わった。何事もなくて安心半分、何もないことが不安だった。

コンサートは素晴らしく楽しくて、Wアンコ終わってメンバが消えた舞台に向って、感謝の気持ちを込めながら拍手をしていた。でも、どこか落ち着かなかった。周りの方もどこか不安げだったような空気感で、拍手の音が空虚に聞こえた。

それから黒い画面に出てきた「15:00」の文字。ぽかんとして、また15分後に出てくるの?と思っていたら「15→16 to be continued」と表示された。

割れるような拍手と歓声がドーム中に響いて、誰もが皆ずっと不安だったのだと実感した。

それから帰り道でDVDが10月に出ると知り、驚愕した。

おいおい、いくらなんでも早いな。というか公演中に言ってくれたらよかったのに。サプライズ? 今日参加しなかったエイターへの配慮?

なんて、考えたけど、嬉しくてすぐにどうでもよくなって。

DVDとBlu-ray、どちらを買おうかなあとか考えていた。

【退所報告 9/5】

仕事中はあまりスマホを見ないのだけど、なんとなく15時20分くらいにメールをチェックしたら、大事なお知らせが事務所から来ていた。16時に報告しますって。

思わずトイレに駆け込んでしゃがみこんだ。この文面は知っている。すばるくんのときと同じだって、心臓が痛くなって、目がチカチカした。

ああ、呪いはまだ解けていなかったのだと思った。

それから40分間、仕事してたけども全然集中できなくて、どんな報告が来ても耐えられるようにいろんなシミュレーションしていた。16年目は活動するけど期間限定とか、メンバ3人抜けるとか、その他諸々。

本当に時間が経つのが遅くて、ようやく迎えた16時。

すばるくんのときは20分くらい繋がらなかったから無理かなと思ったけど、すぐに繋がった。

飛び込んできたのは、「錦戸亮 退所」の文字。正直やっぱりと思った。

ざっくりと読んで、携帯を伏せた。

仕事に戻りながらも、考えることは2日前の彼らのことばかりだった。

東京公演での村上くんのおふざけは落ち込んでしまいがちな錦戸くんへのフォローだったのかなとか。

DVDの発売に触れなかったのは未来のお話ができなかったからだったんだなとか。

横山くんが目と鼻を真っ赤にさせていたのは感極まっていたからだと思っていたけど、違ったのだなとか。

仕事は溜まっていたのだけど全然身に入らなくて、定時に逃げるように職場を出た。

それからTwitterも見ずにただ歩いた。ここ2ヶ月十五祭のセトリをひたすら聞いていたけども、全然聴く気になれなくて、蒼写真を流しながら駅3つくらい歩いて歩いて。友人たちから錦戸くん退所だって?なんて連絡が来て、返して、妹に愚痴って。

帰宅時間のオフィス街はどこも人がいて、ふと人気のない路地に入ったら、涙が溢れてきた。

ハンカチで拭き取って、駅に入った。普段使う路線よりも遠回りする路線で帰ることにした。

当駅始発だったけど、座れなくて、立ちながらTwitterを見たら、ショックを受ける呟きばかりで、嘘じゃないんだと思い知った。それから47の文字が見えて、ああそういえば動画見ていないなと思ったけど、見る勇気が出なかった。

ぐるぐる頭の中で巡る言葉は醜いものばかりだった。

すごく、すごく腹が立っていた。悔しくてしかたなかった。

まず腹が立ったのは、錦戸くん。関ジャニ∞を引っ張っていくと言ったじゃないか。引っ張っていたのは2年間。曲も2曲しか作っていないのに。最後の公演もしっかりと格好いい姿を見せて欲しかった。ダンスも歌もなんでもできる錦戸亮を目に焼き付けたかったのに。何が演技派だよ。心ここにあらずが丸わかりだったじゃないの。

メンバにも腹が立った。一緒に15年間走り続けた仲間が去るというのに、なんで挨拶の場も設けないの。言って欲しかったよ。MCで丸山くんがメンバに対して褒めていたけど、もっと錦戸くんの功績を讃えてほしかった。退所する9月末までに錦戸くんの姿を見る場面って用意されているの?すばるくんとのときと大違いじゃないかって。錦戸担の子のことを考えている? チケツイで「担当が最後の公演になるかもしれないので、チケットを譲ってください」って呟いていた方の気持ちわかる?

最後に腹が立ったのは自分に対してだった。錦戸くんはよくブログに「頑張らなきゃな」って書いていた。辛そうだなあ、でも錦戸くんなら大丈夫って思い込んで、見て見ぬふりをしていた。別にたかがファンの自分が何かできるわけでもない。でも、ただ能天気に錦戸くんが疲労していく様を眺めていただけだった。あと、本当にクズだなと思うけど、自担はまだ見られるのだなと思って安心した。

そんなことをジャニ垢に呟けず、別ジャンルの垢に呟いていたら、席が空いた。

腰を下ろして、勇気を振りしぼって、動画を見た。まず5人しか並んていないことに驚いた。こんなときでも丸山くんは微笑んでいて、きっと酷い顔をしているであろう自分との差にめまいがした。

錦戸くんが抜ける話、そして秋から47ツアーを始める話。

穏やかに、ときおり笑みを浮かべて話す5人は知っているのだけど、知らない顔だった。

動画を見ても、違和感はなくならなくて。逆に不信感ばかりが募って。

47と言われても、正直ピンと来なくて、置いてきぼりにされている感じが寂しくてしかたなかった。動画中、何度も「気持ちが追いつかないと思うけど」って言ってたけど、その通りだった。

すばるくんのときはじっくり時間を掛けて、受け入れられた。すばるくんの音楽に対して真摯に向き合いたいという気持ちも、メンバが送り出すと決めた覚悟も時間がかかったけど、受け入れられた。

でも、今回はあまりにも時間も情報もなかった。

錦戸くんが抜ける理由がわからなかった。何を目指しているのか。それは関ジャニ∞ではダメだったのか。

レンジャー日記も更新されず、ただ言葉が欲しかった。

【退所報告の翌日 9/6】

夢ならばよかったのにと思いつつ、WSで報道されているだろうなあと、ひたすらZIPとめざましを見ていた。

そういえば機会がなくて、テレビで十五祭の映像を見たのは初めてで、楽しかったなあと思いつつ、改めて見たら錦戸くんの表情が浮かなくて、胸が痛くなった。

よっしゃ頑張って仕事しようと、気合を入れて用意して。久しぶりの晴天でサンダルを履いたら、ペディキュアが十五祭用に塗った鮮やかなオレンジで、思わず玄関で佇んだ。

外は暑くて、夏はもう終わったと思ったのに、青い空が目に痛かった。遠くに見えたピンクの百日紅が「咲く、今」のときの花びらのようで、あの景色は美しかったなあと思い出して唇を噛んだ。

関ジャニ∞の曲は聞けなくて、他のアーティストを聞いて通勤した。

仕事はスケジュール変更でだいぶ楽になってて、だからこそふとした瞬間に落ち込むことがあった。忙しかったらよかったのになんて自分勝手に思った。

12時になって、丸の大切な日を見に行った。

ぐるぐると落ち込んでいるエイターに対して、「僕たちもそんな1年を重ねてきた」と言う丸山くんの優しさに頭をぶん殴られた。本当に私たちが知らない間に、6人は悩んで、話し合って、あの奇跡のように楽しい十五祭の時間をくれたのだと。

最後に丸山くんがいつもの別れの言葉「また明日」に「明日は来るから」と重ねていた。

明日は否が応でもでも来る。

47に向けて、きっと彼らは今以上に忙しくなるだろう。安田くんは舞台があるし、もともと多忙を極める村上くんはオリンピックの仕事もあるし。

立ち止まる選択をせず、がむしゃらに走りつづけようとする彼らに追いつきたいと思いつつ、まだ受け入れられなかった。

【サタプラとANNの日 9/7】

普段サタプラは起きられなくて途中から見がちだけど、目覚ましをセットして、8時に起きた。

丸山くんにしては白黒チェックに白シャツがすっきりとして、でも目の下が若干疲れていそうで心配になった。

冒頭錦戸くんの退所に触れた。

ファンファーストの言葉にしっくりときた。

ツアー前に発表することももちろん検討したのだろう。でも、みんなで純粋に十五祭を楽しみたいから、きっとこのタイミングだったのだろう。

ようやく理由は納得した。おかげで何も考えずに、ただただ楽しく十五祭をお祝いできた。どの演出も楽しくて、3時間なんてあっという間だった。

何度も言うけど、本当に楽しかったんだよ。ありがとう。

丸山くんの「8人が横一列に並んでいるつもり」と言ってくれて、丸山くんだけでなく、メンバ全員が思っていることだからこそ、あのBOYの企画が通ったのだろうなと思って、関ジャニ∞ってこちらが思っている以上に湿度の高いグループだなと涙ぐんだ。

ANNの大倉くんと高橋くん。

わざわざお手紙を書いてくれた大倉くん。

「心擦り切れて限界」の言葉に息を呑んだ。楽しかった2年間、彼らはもがき、苦しんでいたんだとショックだった。気づかなかった。

3月末には5人になることが決まっていたという。こんなに前からこの人たちは送り出す準備をしていたんだなあと思った。隠し事が巧すぎる。

手紙では大倉くんの真摯な気持ちが詰まっていた。

「もし次こういうことがあるなら、解散してもいいと思う」の言葉には嘘もサービスもなくて、正直落ち込んだけども、大倉くんの精一杯の誠意だと思った。

思えば、すばるくんのときも大倉くんがエイターの求めている言葉を発してくれて、大分救われたんだよなあと思い出した。

大倉くんのエイター視点に立てるところって、関ジャニ∞の強みだよね。皮肉屋で長男気質の末っ子。

やっぱり泣いてしまって、そのまま泣き疲れて寝落ちした。

【今の気持ち 9/8】

なんとなくどん底にいた気持ちがようやく向上してきたかなと思う。

それは丸山くんや大倉くんの言葉のおかげだった。

もっと早く、もっとたくさん言葉をくれたら、こんなにもやもやしなかったのにと思うけど、もういいや。

最初動画を見たとき、銀河鉄道のような列車の前で「ほら、泣いとらんで次の目的地に向かうで」って手招きしている5人が見えた。そのときは扉の前でその夢列車に乗りたいけど、乗る気になれないと躊躇していた。

今は列車に乗りたいなあと思う。

正直不安要素はいくらでも残っている。

でも、関ジャニ∞はきっと新しい場所に連れて行ってくれると思えてきた。

公演の挨拶でメンバが「ファンが俺たちをここまで連れてきてくれた」と言っていた。それはこちらの台詞で、私は関ジャニ∞のおかげで見たことのない景色を見せてもらえた。台湾のファンたちの熱い声援、ペンラが作るドームの幻想的な光景、着飾った8人のBOYたち。

次はどこに連れて行ってくれるのだろう。

最後に。

大学時代、ジャニーズとは無縁の生活を送っていたけども、鈴木杏ちゃん目当てで見た「がんばっていきまっしょい」で錦戸亮くんを知った。

めちゃくちゃ顔が好みで、当時好きな俳優は?と聞かれたら、錦戸亮と答えていた。その度に「面食いだねえ」と言われたのを覚えている。

ラスト・フレンズ」は卒論のテーマと被っていたから、熱心に見た。相変わらず綺麗な顔と熱演で、好きだなあと思った。

それからテレビを見る余裕もなくなって、錦戸くんの存在を忘れていた。本当に嘘みたいあっさりと私の前から姿を消した。

ジャニーズにハマってから再会したけども、錦戸くんは思っていたよりもずっとすごい才能の持ち主だった。

ギターもサックスもピアノもブルースハープもできて、歌作れて、絵も上手で、字も綺麗で、英語話せて、歌もダンスも得意で、段取り上手で。

でも、同時に人見知り激しくて、人間関係が不器用で、食べ物の好き嫌いも激しくて。それが完璧な錦戸くんを人間らしく見せてくれていた。

担当ではなかったけども、私は錦戸くんの仕事ぶりは信頼していた。求められている仕事を120%で返す人と思っていた。

錦戸くんを思い浮べると、真っ先に挙がるのが、去年のGR8EST北海道で見せた、たどたどしいMCとは真逆に、ステージの真ん中でしっかりとすばるくんのパートを歌う姿。その歌声を聞いて、6人の関ジャニ∞を好きでいられるだろうか不安に思っていた気持ちを吹き飛ばしてくれた。

次に浮かぶのが、先述した東京2日目の蒼写真。錦戸くんは「時計の針が戻ったとしても、悩みながら同じ道を歩く」とピアノを弾きながら歌い上げた。報告直後は本当にそう思っていた?と聞きたくなったけど、今は本心だったのかもしれないなと思っている。

とにかく私は関ジャニ∞錦戸亮くんが大好きだった。

たった2年間でも、波乱に満ちた関ジャニ∞の2年間、メインボーカルとして歌ってくれてありがとう。All yon need is laughも月曜から御めかしも大好きだったよ。西郷どんの兄が造反したと知ったときの演技、大好きだったよ。関ジャムで見せる錦戸くんの曲への解釈と表現力に毎回わくわくしたよ。

今でもなぜ辞めるのか、わかったようでわからない。

錦戸くんは辞める理由をちゃんと説明するような人ではないだろうなと思う。んなもん、俺の勝手でしょうって。

でも、関ジャニ∞の8人の未来が明るいことを、そしてその未来をエイターが共有できたらなあと願う。

関ジャニ∞5人の挑戦は今まで以上に過酷だろう。

なんで自分たちに鞭打って、47なんてやるの?とも思う。

でも、そうやって走り続けるのが関ジャニ∞だからと本人たちが言っているのだから、付いていくしかない。

最初この記事は「夢列車に乗りたいけども」とタイトルを付けるつもりだった。

それが丸山くんと大倉くんの言葉で覆された。本当ありがとう。

夢列車に乗って、誰も知らない未来へ行こう。

最強で最高の

20180715 GR8EST 北海道のレポートというか覚え書きです。

※本文中のメンバの言葉はあやふやなので、ニュアンスとして捉えてください。

関ジャニ∞で初参戦のコンサート!
なのにFC枠で当たったのが6人体制になった初日だった。

今日が来るまでは怖かった。
誰がすばるくんのパートを歌うのだろう。関ジャニ∞の良さである歌のパワフルさはなくなってないかな。
踊らない安田くんを見て泣かないでいられるかな。
今までと違う様子にメンバが気落ちしてないかな。

そんなことをうだうだ考えて、でも楽しもうと何度も自分に言い聞かせて会場入りした。
午前は本当に天気が悪くて、雨も風も強いし寒いしメンバの誰か雨男かなとうんざりしてたけど、16時半頃の札幌ドームは嘘みたいにからりと晴れて青空。関ジャニ∞のこれからを予期させるもので、すごく気持ちよかった。
席はスタンドの20列三塁側。双眼鏡8倍でメインステージの6人が収まる場所。アリーナ慣れしているので、遠いなあと思ったけど会場全体が見渡せて良かったと思う。

開演前にふと対岸を見ると、ペンライトの赤の色がすごく鮮やかだった。いつからペンライトを作り始めたのかわからないし、もしかしたらすばるくんが抜けると決まる前から作ってたのかもしれない。だけど、今回のペンライトに赤の色が含まれていることが嬉しかった。

【曲】
オープニング。
新しい関ジャニ∞を全面に出した映像だった。
なんで赤ちゃん?とアルバム発売から思ってたけど、生まれ変わるイメージで赤ちゃんだったのかなと。
本当に6人しかいなくて、心臓が痛くなった。
普通観客もメンバの顔が映るたびにきゃーって叫ぶと思うのだけど、今回はあまり声も出さず、ただ画面を食い入るように見つめていた。

最初はバンド曲が続いた。11曲。
応答セヨ終わって、錦戸くんが突然喋り出して、このタイミング!?と思ったら本人も笑ってた。
「え、コイツここで喋るのと思ったよね。ほら、虫歯の治療行ったら、違和感あるでしょ。でも、その違和感にもいつか慣れる日が来るから」
良いこと言ってるのに、タイミングと切り出し方が下手すぎて全く頭に入ってこない。でも、今までと違う関ジャニ∞だけど大丈夫だよって、お客さんを少しでも早く安心させたかったから、このタイミングなんだろうなと思った。
NOROSHIですばるくんの印象的なパートを誰が歌い上げるのかなと心配してたら、錦戸くんだった。その歌声を聞いて、ああ関ジャニ∞は大丈夫と思った。私は錦戸くんの歌声も大好きだと思った。ええ仕事するなあ。
ズッコケ男道でキャーキャー悲鳴が上がるから何事!?かと思いきや、まさかの横山くんが前に出てきて、めっちゃ歌う。横山くんのちょっとざらっとした機械的な声質がズッコケにあう。そしてはしゃぐ横山裕(37)の可愛らしさよ。これ聞けただけで、北海道来て良かった。
横山くんで言えば、この曲もトランペットで吹くんだと思った。BJかな。どの曲も上手で、いろいろバラエティーもドラマ録りもあったろうによく練習したなあと涙。
ココロ空モヨウ。今まで割と好きではない曲だったのだけど、改めて聞くとすごく良い歌詞で。すばるくんの空白に泣くエイターに傘を差し出すどころか、一緒に濡れようぜ!ってどしゃ降りの雨の中手を引かれて走り出すような気持ち。今回にぴったりじゃないか。最高。
Heavenly Phycoはクロニクルと比べてしまって、この曲はどうしても1人分の不足を感じてしまった。安田くんのパートとかすごく感動的だし完成度高いけど、これは聞き手の私の問題だろうな。
LIFE。歌詞が力強くスクリーン上に現れる。これも関ジャムとは違う。でも、みんな一生懸命歌い上げてて、まだまだ終わりじゃねぇし!って心の叫びが聞こえた。
わたし鏡。安田くんって歌もギターも上手なんだね!って今更気がついた曲。歌詞はちょっと切ないのに、安田くんの声が温かくて温かくて。最初メロディが流れたときに、周りのお客さんが息をのんで、大丈夫かなって心配する気配があったのだけど、すぐに安心した雰囲気になった。
パンパンダ。生でパンパンダが見られて、テンションヤバい。横山くんと丸山くんの頬がピカピカ光ってて、なにこの可愛い生き物しんどい。目がいくつあっても足りない。
torn。これが生で見られるなんて(2度目)本当にこの2人ビジュアル最高だな。高速でバックステージに移動するシーンがすごく好き。ただただ格好良いとしか言えない。こういうエロい曲をもっと歌っておくれ。2人が同じ方向向いて踊る部分が好き。でも、十祭のヨコヒナverの手を握りあって向かい合う部分も見たかったな。
大阪ロマネスク。歌いだしが6人なのだけど、不思議と違和感がなかった。もともとこういう歌いだしなんじゃないかって。6人で歌うことを選択してくれてありがとう。
新曲。すごく良い曲なのだけど、歌詞がどうしてもすばるくんを思い出させて、これが6人体制で初めて出す曲かと思うと、一瞬あざといなあと思ってしまった。でも、多分この曲で整理をつけないと、次の段階に進めないのだろうな。
あと安田くんがあんまりにも真剣な顔で「重大なお知らせがあります」と言うから、会場全体の温度が一気に下がった。いや、もうあんなにお客さんがいるのに、音も何もかもが消えて真空状態になった。それから新曲出しますって安田くんが叫んで、その場にいた人間が一斉に息を吐いたのがわかった。もー本当に心臓止まるかと思った。

【メンバの感想】
・横山くん
MCよかった。
衣装替えでステージ上に横山くんと村上くんだけになってちょっと沈黙したのでお客さんがはやし立てると、「ま、こういう雰囲気になりますよね」と笑う。
で、飲み物を渡そうと村上くんが近づくと、「おまえ、3番(立ち位置?)言われたやろ」「飲みのも渡しに来ただけやんか。で、ヨコはキスはリハから?」みたいに村上くんからいじられて、たじたじの横山裕(37)。そして年下組が帰ってきて、累のキスシーンの話になると、「相手が年下やから、ぐいっといきましたよ、ぐいっと」となぜか赤い顔をする横山裕(37)。可愛い。しんどい。
でも、可愛いだけじゃないのがさすがで、シメるときはシメるんだなと思った。最後の挨拶のときに、今までメンバが「彼」と呼ばれていたすばるくんを「すばる」と呼んだとき、今まで感じていた緊張がほぐれた。まだタブーじゃないんだなって。
あとピンクのスウェットを着たときの横山くんは無防備すぎて、マジで可愛すぎて誘拐したかった。

・村上くん
この人はテレビで見たまんまだなと思った。
それともいろいと気がかりなことがあったのかな。噂に聞くがさつな銭ゲバ八重歯ではなくて、メンバにもスタッフにもお客さんにも気を遣う好青年だった。いや青年って歳ではないけどさ。
「ドラマのキャリアがハクション大魔王で止まってんねん。オレは2作目も待っとるんやけどな」と笑いを取りに行くプロ根性。MC中もメンバが何を言っているのかわからなくなったら、補足している姿がさすが場を回す力があるなあと。
歌は正直あんまり期待していなかったのだけど、思っていたよりも声が響いてて、上手くなったよね?と驚いた。
なんだかテレビで見る村上信五という感じて、もう少しギャップを見たかったなと思った。
ただ1つ、ギャップと言えばファンサする姿が可愛かった。鼻くそをほじるファンサをしまくった後に、照れたように目尻をゆるめる笑顔がすごく可愛かった。このいう可愛いヒナちゃんを求めていたんだよ!
シルクのパジャマみたいな衣装のときは、エロい可愛いかった。村上信五の中に眠っていたヒナちゃんが垣間見えた。
今は気が抜けない状態かもしれないけど、もっと可愛い村上くんが見たいな。

・丸山くん
コンサート見て、思っていたよりもずっとよくわからない人だなという印象。
MCあんまり話さないんだなとか、案外と音程がちょっと危なかったり。いや、上手いときは上手いし、甘くてちょっと子どもみたいな声が大好きだけど。
でも、ファンサはやっぱりすごくて。そして、たまに見せる顔や手、足の形が男の人ですごくときめく。
自分は丸山担だと思うけど、正直丸山くんの顔が整っているかと問われたら、丸山くんの良さは顔じゃないと答えると思う。顔なら錦戸くんや大倉くんだよねって。でも、たまに見せる丸山くんの瞬間最高イケメン度の高さが魅力なのだなあと。

今回もベースを弾くときの無表情さとか、ズッコケで横山くんと顔を寄せ合って歌う姿とか、がむしゃらの一生懸命さとか、丸山ぁ!と拳を振り上げたくなった場面が何度もあった。というか、実際ガッツポーズしていた。もー本当に丸山くんってなんなのと頭を抱える。好き。
というか、なんか冷静に考えながら丸山くんを見られなかったので、ただ格好良かった記憶しかない。記憶を吹き飛ばす格好良さ。

・安田くん
今回印象が大きく変わったのが安田くん。
今まで器用貧乏ってイメージだったのが、器用貧乏もここまで極めれば最高やんと。
こんなに歌が上手いなんて知らなかったよ。音程はややもするとすばるくんよりも安定しているのは知っていた。だけど、安田くんの声は良くも悪くも優しくてハモらせたら強いけど、物足りないと思っていた。
いや、もう過去の自分は本当にアホかと。
JAMの象で見せてたじゃないか。優しい声だけしか出せない安田くんなわけないじゃないか。なんでもできる安田くんなんだから、曲や立場によって声も変えられるに決まっているじゃないか。
というくらいに、安田くんの歌がすごくて、最高だった。
捌けるときに「これからもよろしく」と叫んだ安田くんがこれからの関ジャニ∞を強く支えるんだろうなと思った。

・錦戸くん
恐らくすばるくんが抜けて、代わりの大部分を果たすのが彼だろうなと思っていた。
正直に言うと、錦戸くんの歌声はすごく好きだけど、すばるくんと比べると小さくまとまりそうだなと思っていた。
蓋を開けてみたら、時に色気を振りまき、時にやんちゃな男の子のように、時に迷子の子どものように、時に何かを堪え忍んでいるようにステージに立つ姿から目を離せなくなった。関ジャニ∞のメインボーカルはオレです!ってキラキラ光っていた。

すばるくんは本能というか神様が乗り移ったような歌い方だったけど、錦戸くんは違うなと思った。
1曲1曲を解釈して、こんな風に歌おうと決めて歌うような。頭でちゃんと計算している印象。俳優としてのキャリアが長いからかな。
まだまだ曲振りとか、歌詞が飛んでしまったりとか、甘い点があるけど、それすら可愛く見えるのだから錦戸くんはずるい。MCもヤンキーかと思うような吠え方なのに、どこか可愛いのだからズルい。
あと、錦戸くんがLOVE&KINGのときに踊る姿がすごく格好良くて、パーフェクトヒューマンかよと思った。錦戸担になるかとちょっと考えた。翌日気がついたら、黄色のピアスばかり探していた。

・大倉くん
大倉くんってバラエティ見てると、あまり人に興味ないんだろうなと思う瞬間があって、それがちょっと苦手だったのだけど、それは誤解だったのかなあと反省した。少なくとも彼にとって関ジャニ∞はすごく大切なんだろうなと考え直したのが、4月からの会見やレンジャー日記、ラジオでの発言だった。
それが裏打ちされたのが、今回のコンサート。
安田くんの様子を常に見て、時には声をかけて心配する姿がとても印象的で。
そして、感極まって空を仰ぐ姿を見たら美しいのに切なくて。あのとき彼が何を思ったのだろう。わからんね。
バラエティーの大倉くんと、それ以外の大倉くんって違うんだなと思った。バラエティーのキャラも好きだけど、実際は関ジャニ∞を誰よりも大切に思う子なんだなって。
ファンサもえげつないを聞いていたら、冷たいのかと思いきや、たらしな笑みを浮かべて滅茶苦茶していたので、大倉担になるかとちょっと考えた。すごい破壊力。
大倉くん、女を狂わせる魔性のホスト役とか、サイコパス役とか似合いそうだなと思った。にやにやしながら、悪どいことをしてほしい。

【最後に】
行く前は怖かった。
でも、行ってみたらとても楽しくて、みんな格好良くて、泣いている暇なんてなかった。

コンサートのテーマが割と今回は明確だったのかな。
過去と現在、そして未来への道筋が6人の前に見えたような。
今回のセトリは4月15日以前のエイターだったら、つまらないと吐き捨てられたと思う。踊らないし、おちゃらけソングもない。
でも、今の状況では最高のセトリだった。安田くんの負担を減らしながらも、自分たちの道を示す曲ばかり。

このツアーが終わる頃にはきっと6人体制にも慣れて、錦戸くんの歌振り力も上がってるのだろうな。
DVD収録はオーラスかな。
でも、今日のたどたどしいのに、みんなが一生懸命な公演も見たいので、ドキュメンタリーに入れてほしい。
まだ少し7人の余韻を感じられる時期に参戦できて、そして7人が新しい1歩を踏み出す日に立ち会えて、よかったなあと思う。

また次会う日を楽しみに、歩み続けよう。

私にとっての関ジャニ∞と渋谷すばるくん

渋谷すばるくん退所について、ファン歴1年未満の超ど新規、おまけにめっちゃDDによる個人的な思い出話と感想です。

 

関ジャニ∞にハマったきっかけ>
関ジャニ∞のメンバ全員を初めて見たのは、2017年1月だった。
妹が面白いよとチャンネルを変えた先は関ジャニクロニクルで、最初は「えー関ジャニ∞なんて興味ないし」と斜に構えていたのだけど、いつの間にかゲラゲラ笑いころげていた。
と言っても、その頃はメンバの名前も顔も一致しなかった。
藤井流星くんは強火大倉担って言うけど、誰が大倉くんなんだろう。濱ちゃんと重岡くんが尊敬する丸山くんって誰?という状態。
精々わかるのは「がんばっていきまっしょい」で見て、好きな顔だからとドラマを追い続けた錦戸亮くんくらい。あと村上くんを見て、あーこの人関ジャニ∞だったの!?と驚いたくらいだ。
関ジャニ∞なんて知らない。それどころか紅白歌合戦を見ながら、いつかジャニーズWESTが紅白出るのに、邪魔だなあとさえ思っていたのが1年半前の私だった。
本当に自Gさえよければ良いと思ってたクズだった。

 

その認識が変わったのは、少クラやジャニーズWESTのDVDで聞く機会があった、「Masterpiece」があまりにも良くて、原曲ってどんな曲だろうとアルバムを借りてきたのがきっかけだった。
どうせなら「無責任ヒーロー」とかジャニーズWESTが歌ってた曲をちゃんと聞こうと、何枚か借りたアルバム。どれも良い曲で、でもジャニーズにハマって間もない自分は1グループ追っかけるのに精一杯で、それ以上は追っかけないしDVDも買わないと決めた。
たまに見るようになったクロニクルはアイドルなのにアイドルらしからぬ笑いを提供していたし、関ジャムは関ジャニ∞抜きで番組としてすごく面白かった。
ようやくメンバの名前と顔とプロフィールが一致して、気になりだしたのが渋谷すばるくん。
特に関ジャムのPerfume回でキラキラと目を輝かせて踊る姿が可愛かった。今まで渋谷すばるくんはちょっと怖いイメージがあったんだけど、こんなに可愛い顔をするんだなと思ったのを覚えている。


ちょっとずつ関ジャニ∞が気になりだして、でもハマらないようにしていたのが変わったのが、2017年5月ブックオフでライブDVDの8ESTを買ってからだ。
関ジャニ∞のコンサートってどんな雰囲気なんだろうなって興味本位。値段も高くなくて、まあ好きじゃなくても痛くないななんて言い訳を自分に言い聞かせて買った。
もうダメだった。再生して5分も経たないうちにハマった。
演奏している7人の格好良さ。あんなにバラエティーでふざけて、お調子者のお兄ちゃんたちにしか見えないのに、そこには音楽に真摯に向き合うアーティストがいた。
その中で人を殺しそうなくらいに目を輝かせて、一際通る声で歌い上げるのが渋谷すばるくんだった。
渋谷すばるくんが歌が上手なのは承知していた。誰よりも歌割りが多いし、関ジャムのセッションで聞かせてくれる歌声は安定していて、この人音楽的なセンスに恵まれてるんだなと思っていた。
でも、まさかここまでステージの上で豹変するとは思わなかった。
さほど大きいとは言えない体のどこからそんなに力強い歌声が出てくるのかわからない。命がけで、振り絞って歌う渋谷すばるくんに目を奪われた。
「生で渋谷すばるくんを見たい!」と思って、急いでFCに入った。


それから私は丸山隆平くんと横山裕くんを新たに好きになる、どうしようもないDDになった。
それでもどんなにバラエティーが面白い関ジャニ∞でも歌っているときが一番好きだし、その歌の核は渋谷すばるくんで、バンドの中心で歌う彼の姿が大好きで、関ジャムもすばるくんが歌う回が一番好きだった。
私が大好きな関ジャニ∞渋谷すばるくんが歌う関ジャニ∞だった。

 

<退所騒動>
まず週刊誌が出たとき、Twitter上ではありえないと冷静な呟きが多かったと思う。
私も渋谷すばるくんが下ネタが嫌だとか言う訳ないと思ってたし、ガセネタにしては悪趣味だなと不快だった。
日曜日に会見すると知ったのは14日(土)だった。
嫌な予感はしつつ、まさかなあと思った。
だって誰よりも関ジャニ∞を大切に思っている渋谷すばるくんだから。
せいぜい体調が悪いからしばらく休養しますとかかなあとか、最悪1年間ソロ活動とかかなあと予想していた。


さて、運命の15日(日)。
FCからのメールが来た瞬間、ああと呻いた。旅行で車移動中だったのだけど、それから何を話したのか覚えていない。不安を打ち消すようにテンション高かったことだけ覚えている。
11時ぴったりにアクセスしたけど、スマホだからか重くて、目的地の神社に着いた。
参拝するときに普段は自分のことしか祈らないのに、今回は関ジャニ∞7人がこれからも活動できるように祈った。
車に戻って、ジャニ友達から「すばるくん、脱退だって?」と連絡が来て、震える手でスマホ操作して渋谷すばるくんの報告文を読んだ。
理解できなくて、何度も読んだ。血の気が引いた。混乱した気持ちをひたすら呟いた。頭の片隅にはあのとき祈っても遅かったなって思いながら。
これから関ジャニ∞はどうなるのかって不安。
渋谷すばるくんが歌うコンサートに行けなかった後悔。
やめないでって私の身勝手な思い。
これからもファンでいられるかわからないって迷い。

それからしばらくして会見の様子がTwitterで流れてきたのをちら見したり。でも、会見全文を見る余裕はなかった。


ようやく会見を見たのはホテルに帰った22時半くらい。
テレビを付けたら、渋谷すばるくんが見たこともないような真面目なスーツを着ていて、見たこともないような真面目な顔をしていて、聞いたこともないような丁寧な口調で話していて。
それから横山裕くんが子どもみたいな顔して泣いてて。
錦戸くんがやつれながらも美しい顔ですばるくんの横に控えてて。
初めて見る丸山くんの眼鏡が新鮮で。
大倉くんがちょっとふてくされたような座り方で、態度悪いって炎上しないかしらと不安に思って。
村上くんがいつもと変わらぬフォローを見せて。
ああ、いつもの関ジャニ∞だと思ったら、涙が止まらなかった。
ネットで文だけ読んでたら、もっと悲痛の会見だと思っていた。
でも、悲痛の中に錦戸くんの「門出の日」や村上くんの「いち男としての決断」って言葉からわかるとおり、メンバは渋谷すばるくんの意志を尊重していた。
ああ、良い関係だなあとしみじみ思った。

 

でも、メンバの思いやりに泣きつつも、相変わらず渋谷すばるくんの退所を受け入れられない自分もいる。
それは1日経った今も変わらない。
だって、すばるくんがいたから関ジャニ∞を好きになったのだもの。
新しい関ジャニ∞を好きになれるかわからない。
これから何度渋谷すばるくんの不在に泣くことか。ていうか、これ書きながら泣いている。

 

ただ、泣きながら見た関ジャムで渋谷すばるくんが楽しそうにギターを弾いている姿に思った。
私は彼が音楽を楽しむ姿が大好きだと。
そして、彼が音楽をより愛し続けるには、今回の選択は必要だったのだろう。
正直、彼がこれほどまでに音楽を愛し、音楽の才能に恵まれなければよかったと思った。適当にジャニーズとしてちやほやされて満足するような人であってほしかった。
でも、そんなの渋谷すばるではないし、私も関ジャニ∞にハマらなかった。音楽に命がけで取り組んでいるからこそ、渋谷すばるくんと関ジャニ∞を魅力的に感じたのだ。

いつか関ジャムに「世界のトップアーティスト渋谷すばるさんが登場」なんて出てきて、最後のセッションでパワーアップした歌声を披露してくれたらなんて夢を見てしまう。
そんな未来のために、関ジャニ∞渋谷すばるを応援したい。今はすばるくんの脱退を受け入れがたいのだけど、受け入れる努力をしようと思う。
そして、アイドルとして走り続けてきた渋谷すばるくんを見届けたい。1秒でも多く、彼の姿を記憶したい。

私が好きな重岡くんと濱ちゃん

ジャニーズWEST「24から感謝届けます」の感想は別途書くとして、私が好きな2人の話。

自担は重岡くん。でも、濱ちゃんも好きという、DDなんだけども、24魂のDVDを見ていたら、2人を好きな理由がなんとなくわかってきた。

重岡くんは憧れ、濱ちゃんは共感の人だなあって。

 

初めてのドーム、憧れのドームというのに、重岡くんはがっつり眠り、バカみたいに広いドームも10人のお客さんの前と変わらないと豪語する。開演直前には俺、絶好調と言い切る。

鋼のような心臓の持ち主は、どんなときでも前を向いて、飾らない自然体で、自分とはまったくタイプが違う。

たまにお子様な重岡くんに疲れて、ウザ岡~!と呆れることもある。

でも、ドームではしゃいで、全力疾走でメインからバックステージまで走る姿を見ていたら、やっぱり好きだなあと思う。きらきら目を輝かせて、力強い言葉を放つ重岡くんを追ってしまう。

自分が逆立ちしたって手にできないものを持っているのが重岡くんだ。

 

一方で、濱ちゃんはコンサート前日眠れなかったですと言い、開演前も緊張した顔つきでストレッチしたり、メンバと話す。STAY GOLDも入りは緊張していたようで、声が縮こまっていた。突然ふられるトークも時々噛むし、内容もまとまっていない。伝えたい思いは痛いほど伝わってくるのに。

まるで自分を見ているようだった。緊張しいで、話し下手な自分に。

いつの間にか濱ちゃんを見る度に頑張れー!と応援するようになっていた。どちらかというとダメな子を応援する気持ち。

けどね、濱田崇裕はダメな子ではなかった。

歌番組でCDと違う歌い方をする濱ちゃん。

ファンの子たちを楽しませようという気持ちが伝わってきた。

そして、バラエティーでも笑い担当なのか痛い目に遭うのに怒らずに、受け入れる心の広さ。濱ちゃんのキャラクターに安心して笑えた。

演技は上手なのか、まだわからない。唯一見た演技は「破門」の木下ケンだけだからだ。ただ、その中でヤクザのエリート候補生(武闘派)って言わば異世界の若者を、一瞬見せた笑顔でああ、この子も身近にいる男の子なんだなと感じさせた演技はすごく好きだった。

というわけで、濱ちゃんは実はすごいのだけど、本人のメンタルが豆腐なところがあって、思わず応援してるうちに好きになってしまった。

 

たまに友人に重岡くんと濱ちゃん、どっちが好きなの?と聞かれるけども、どちらも好きとしか答えられない。だって全然好きな理由が違うから。

落ち込みそうなときはアホみたいに前向きな重岡くんにガツンと背中を押され、もう疲れたと立ち止まりかけると、目の前を不器用そうにいろんな物にぶつかりながらも歩き続ける濱ちゃんに励まされる。

この2人を好きでよかった。

そう再確認した、24から感謝届けますだった。

 

本当にこのDVDを世に送り出してくれて、ありがとう。

今までで一番嬉しいクリスマスプレゼントになりました。

 

現在気になっている子(ジャニスト編)

唐突にジャニーズWESTにハマって10か月。

じきに飽きるだろうと油断していたら、いつのまにかジャニーズ沼にずぶずぶのアラサーです。

今までジャニーズに触れてこなかったので、少クラ見るたびに「わーこの子可愛い」と連呼しまくり。美少年・美青年への耐性なし。

というわけで、今気になっている子について、自己紹介&覚書。

明日になったら別の子を好きになっているかもしれないけどね!

 

ジャニーズWEST

もー7人全員が好き。好きというか愛おしい。

ジャニストにハマった理由は別途書くとして、メンバの好きなところでも。

 

・重岡くん

コンサート中の全力の笑顔と目を細めて遠くを見る真顔のギャップに一瞬で恋に落ちた。

それからMCでの力強い言葉とか、甘くて甘くて耳が溶けそうな声とか、5歳児とおっちゃんが同居する中身に惚れて、現在に至る。

担当という言葉はまだピンとこないけど、目で追ってしまうのが彼なのは、当分変わらないと思う。

 

・照史くん

照史くんのこぶしを利かせた歌い方が好きで…!

この子の声量があるから、ジャニストの歌って何倍も厚みが増して聞こえるのだと思う。

あと、MC力も演技力も食レポもできて、天は彼に何才を与えたの!?と驚かされる。

最近短くなった髪型が気の良いお兄ちゃんで、本当に好き。

男臭い所作も、人懐っこい笑顔も本当に好き。

 

・淳太くん

ジャニストって7人全員がテッペンをとるってイメージを持っていると思うのだけど、その中でイメージを具体化させるには、オレたちには何が足りないのかって常に考えて、補うために努力を惜しまない姿が格好いい。

コンサートでの「じゃっすみーん!」の言い方に毎回メロメロになる。

甘い声で呼んでくれてありがとう。太陽みたい。

 

・神ちゃん

ある時まで好きではないというか意識していなかったのだけど、ソロパートまとめを聞いて驚いた。

私の好きなソロパート、ほぼ神ちゃんやん!と。

聞いていて疲れない、耳に優しい声が大好き。化粧水みたいな声って言いえて妙だわ。おばちゃんの乾いた心に浸透しまくり。

それでいて、男らしい格好良い声が出せるんだからズルいよねえ。

のんちゃんが指摘していたけど「PARTY MANIACS」のときの目がギラギラする神ちゃんを見ると、めっちゃテンション上がります。

 

・流星

正直初見は柄の悪そうな兄ちゃんだった。

でも、テレビとかDVDとかコンサートとか見て、ようやくわかった。

ただのマイペースなイケメンだわって。

パリピポの「PARTY MANIACS」でのwhat?を見るたびに悲鳴を上げる。

なうぇすとのツアーでも流星のここぞという格好いいポイントでキャーキャー言うの楽しかった!

あと、MCとかだとあんまり喋らないけど、ラジオの「ふふふ」って感じの笑う声とか、ゆっくりとした話し方が好き。

 

・濱ちゃん

初見で7人を見たとき、1番顔が好みなのは濱ちゃんだった。

(2016年の31アイスのポスター。割とみんな髪型がダサかった。。。)

それからDVD見て、この子不思議ちゃんだなあと思って、一時視界に入ってこなかった。

でも、ふと少クラ見てて、濱ちゃんが原曲と違う歌い方をすることに気が付いたら、もう一気に好きになっていた。

あんなにトーク駄目駄目なのに、歌はちゃんと準備しているんだって感動して。

どこが良いのか説明できない。でも、濱田崇裕丸ごと好き。

今のところ、副担なのかなあ? 重岡くんとは違うポイントで好き。

 

・のんちゃん

頭良いし、顔もスタイルも良いし、歌も上手だし、見るたびにアイドルというか王子様だよなあと惚れ惚れする。

多分私がのんちゃんより年下だったら、間違いなく一番好きになっていた。

でも、のんちゃん年下なんだよなー!弟キャラを愛でる趣味がないので、本当に残念。

それはさておき、濱ちゃんに甘える姿が本当に好き。

というか、濱ちゃんが「仕方ないなーもう」みたいな顔をするのが好きなので、そんな表情を出してくれてありがとう!と感謝したくなる。

あと、のんちゃんの書く字はジャニーズでも有数の綺麗さだと思う。重岡くんに教えてあげてほしい。

 

以上、ジャニーズWESTのメンバについて、今思っていることでした。